塩は体内でどのような働きをしているのでしょう

塩は体内でどのような働きをしているのか

塩不足の危険性でもお話しましたが、塩は生命維持に不可欠なものです。

 

具体的にどのように塩は働いているのでしょうか。

 

 

塩の働き

 

細胞の浸透圧を一定にする

細胞が正常に働くためには、腎臓によって濃度が一定に保たれることで細胞の浸透圧が一定になることが大切です。
この濃度は、塩によってつくられています。

 

血液中の塩分濃度は、1パーセント弱で一定に保たれ、細胞内と、細胞外の濃度は一定でないと細胞が正常に働きません
この塩分濃度を保つためには、塩は不可欠となっています。

 

消化液を作る

胃液や胆汁は、食べ野藻を消化するために必要ですが、その胃液は塩酸からできており、塩酸は塩から作られます。
胆汁も塩を原料として作られています。

 

血液をアルカリ性にバランスを保つ

人間の体は、少しだけアルカリ性になるように維持されています。(PH7.35~7.45)
呼吸により、酸素を取り込み、炭酸ガスをだしますが、血液中にも溶けているため、酸性になります
そこで、塩(塩化ナトリウム)の成分のナトリウムが、血液を酸性にしないように作用するというシステムになっています。

 

神経伝達を可能にする

神経の伝達を行うことで、人間のからだは動くことができます。この伝達には神経細胞が神経伝達物質の出入りや電気信号を送ることで伝わります。

 

電気信号の伝達には、塩のナトリウムイオンが関係しています。

 

塩は水に溶けると、ナトリウムイオンと塩化物イオンになり、電気を伝えることが可能となります。
砂糖のように、水に溶けてもイオン状態にならないものは、電気を伝えることができません

 

栄養分の吸収

人間が生命を維持するためには、食べ物を食べることが必要ですが、ご飯などの糖質、肉などのたんぱく質を消化して吸収しなければ、エネルギーにも、なることができません。

 

糖質を分解してブドウ糖になった状態では吸収できず、ナトリウムと結合することで、初めて吸収することが可能となります。
アミノ酸も、同じようにナトリウムイオンが結合しないと腸から吸収ができません。

 

このナトリウムは、塩から摂っているので、塩を摂らないと、栄養分が吸収できないという事になります。

 

味を引き立てる等の食品の調理に欠かせない

食べ物を調理する際に、塩や、みそ、しょうゆは欠かせません。
和食以外でも、塩分は必ず味付けに使用されます。甘味も、塩を少しだけ加えることで引き立ち甘さをより感じることができます。
塩によって食欲増進効果もあり、おいしく食事が出来ると言っても過言ではありません。
人類は、食品の保存などに塩を使ってきました。殺菌作用や、保存性を高めるためには、塩は欠かせません。