海塩は日本人の舌に慣れ親しんだ塩辛さやミネラル分を多く含むため、味にコクや深みがあります。

海塩

 

海塩とは、その名の通り海から産出される塩のことです。
日本で産出される塩はほとんど海塩です。

 

日本は海に囲まれた島国であることから、縄文時代から海塩を生成して食してきました。
海塩は、日本人の舌に慣れ親しんだ塩辛さや、ミネラル分を多く含むため、コクや味の深みがある味がします。

 

製塩方法

 

海塩の海のイメージ図

海塩は海水を原料とし、海水の中にある約3%の塩を結晶化させたことを言います。

 

製塩方法は様々あり、海水を天日に干して徐々に結晶化させた「天日塩」、海水をある程度天日干しして結晶化させた後、釜炊きして、更に水分を蒸発させた「釜炊き塩」、輸入した天日塩を水や海水に溶かして、にがりなどのミネラル分を添加した「再生加工塩」、海水に電極とイオン膜を使って、塩分の濃縮液を作り、それを釜炊きして水分を蒸発させた、「イオン交換膜法」などがあります。

 

各生成方法により、塩化ナトリウムの量やミネラル分の量が変わってきます。

 

日本の製塩方法

日本では弥生時代から近年まで、「釜炊き塩」での生成が主流でした。
しかし、1971~1997年までコスト削減のために、塩田を禁止する「塩業の整備及び近代化の促進に関する臨時措置法」という法律が制定され、イオン交換膜法で生成された塩が多く流通されていました。

 

参考:塩の歴史について

 

現在では、塩専売制度も廃止され、多様なニーズにあった塩の生成方法が行われており、インターネットの通販上やスーパーなどで、様々な異なった生成方法の塩を手に入れることが可能です。

 

海塩は野菜や白身魚や豚肉や鶏肉など、素材の味をうまく引き立てる、淡白な味にするための調味料に適していると言われています。

 

現在では海に面していない国でも海塩を使った料理が多く食されていますし、レストランによっては、味付けによって塩の種類を変えているところも多く存在しています。