多量ミネラルの役割と人間の細胞

多量ミネラルの役割

 

体の中に取り入れた栄養物をエネルギーに転換したり、消耗したエネルギー産物を排泄したりする科学的作用を起こすためには、各細胞の外と内のイオンの電位差が必要です。

 

また、細胞は細胞膜を介して物質の輸送を行っています。
血液内にもっとも多く含まれるイオンであるナトリウムイオンについてみると、細胞内に比べて細胞外の濃度が圧倒的に高いことがわかります。

 

各細胞の外と内で、このような濃度差があることをポテンシャルの差といいます。
つまり、細胞の内外にナトリウムイオンとマグネシウムイオンがそれぞれ集まることによって、その役割が果たされます。

 

では、ポテンシャルの差はどのように維持されているのでしょうか。

細胞膜はある程度イオンを通過させます。
そのため、イオンは高いほうから低いほうへゆっくり移動します。

 

それなら、濃度のポテンシャルの差は、やがて消失してしまうはずですが、動物細胞の細胞膜には、ナトリウムポンプと呼ばれるタンパク質があります。これによって、保たれているのです。

 

ナトリウムポンプはナトリウムイオンを細胞外へ輸送し、逆にカリウムイオンを細胞外へ輸送する働きを保持します。
この輸送は濃度の低いほうから高いほうへ逆らって輸送するため、当然栄養源を必要とします。

 

これが細胞の外と内の差を生み出すのです。
細胞をとりまく溶液のなかに、ナトリウムイオンは豊富にあります。

 

浸透圧のバランスを保つことで、それは効果的に、液体の過剰な損失を防ぐことができるのです。

 

ナトリウムイオンとカリウムイオンは細胞内溶液の主な陽イオンとなり、体液の水素イオンの濃度、つまり私たちの血液の酸とアルカリのバランスを保つのに役立つのです。